東京モーターショーが名称変更
「オールジャパン」のビッグイベントに
日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は、来年秋に4年ぶりに開催する東京モーターショーを新たに「JAPAN MOBILITY SHOW2023」(ジャパンモビリティショー)として開催することを理事会で正式決定したと、11月17日の会長会見で発表した。
すでに今年5月には、次の東京モーターショーは「JAPANオールインダストリーショー」という仮タイトルを付け、日本の全産業が連携する形へと大きく進化させることを豊田章男会長が表明していた。豊田章男会長の強力なリーダーシップの下、東京モーターショーは改めて「ジャパンモビリティショー」としてリニューアルする。
これを受けて自工会は、翌18日に長田准モーターショー委員会委員長(トヨタ渉外広報本部長)と高橋信行理事・事務局長によるジャパンモビリティショー開催概要発表会を開いた。
それによると来年のショーは、2023年10月26日~11月5日に東京ビッグサイトを中心に開催する。モビリティ産業が旗振り役となって全産業を巻き込み、さらにスタートアップも参画してオールジャパンの力を示していく「国民的イベント」へと大きく変革するという。
実に68年の歴史を持つ東京モーターショーが「ジャパンモビリティショー」へ生まれ変わることになる。そこにはモーターショーの衰退という懸念と、100年に一度の大変革期を迎える自動車産業が新しく「モビリティ産業」へ脱却するという、豊田章男会長の強い思いが反映されている。