米電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)、イーロン・マスク氏の名を冠する暗号資産(仮想通貨)を手掛けている起業家グループは26日、テスラ本社の外でずっと待っていた。寒い夜だったがマスク氏が彫刻を受け取るまで待ち続けるつもりだった。暗号資産に関するジョークやミーム(はやりネタ)はソーシャルメディア上では珍しくない。だが、マスク氏の頭部を持つヤギがロケットに乗るこの1万2000ポンド(約5.4トン)の彫刻はあまり一般的ではない。暗号資産イーロンGOATの共同創設者らはその名前について、マスク氏への尊敬の念に触発されたものだと言う。彼らやマスク氏のファンは、同氏を「史上最高(greatest of all time)」つまり「GOAT」だと考えている。彼らは文字通りその称賛の意を込め、60万ドル(約8300万円)をかけて、首に金メッキのドージコインネックレスをつけたマスク氏の頭部とヤギの胴体を持つ彫刻を制作した。ロケット部分は可動式で、まるで離陸するように空へと向きを変える。ガス管が通っているため、背面から炎を出すこともできる。
マスク氏の顔にヤギの胴体、本人は無関心
仮想通貨イーロンGOATの起業家グループが8300万円かけて巨大彫刻を制作
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