米実業家のイーロン・マスク氏は11月30日、自身が創業した新興企業ニューラリンクの脳インプラント技術の進展状況をライブ動画で説明し、その技術を人間で試す準備が6カ月以内にできるはずだと述べた。マスク氏は、神経移植などの医療機器の監督機関である米食品医薬品局(FDA)に必要書類の大半を提出したと述べた。同氏は2019年、FDAに臨床試験の承認を求める予定だとし、早ければ2020年にも試験が開始されるとの見方を示していた。ニューラリンクでは、脳の活動を解読することで、視力を回復させたり、重度の障害を持つ人々が再び動けるようになったりコミュニケーションを取れるようになったりすることを目指している。いずれは、同社が30日のイベントで披露した手術用ロボットによって、患者の脳内にデバイスを埋め込むクリニックを開きたいと考えている。
マスク氏のニューラリンク、「テレパシーでタイプ」するサルを披露
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