米空軍がB21ステルス爆撃機を披露した2日夜のカリフォルニア州での式典では、米国の軍事力に対する賛辞が送られた。航続距離が長いこの航空機がこれほど緊急に必要とされていなければ、自己称賛の信頼性は増すだろう。ロイド・オースティン国防長官は、米軍にとって30年ぶりの新型戦略爆撃機となるB21を、「米国流の抑止力」と称えた。同長官はさらに、「米国の永続的な優位性を実際に目にしたいなら、運用中の統合抑止というものを見たいなら、ただこの航空機に注目してほしい」と述べた。B21は、1990年代に運用が開始されたステルス爆撃機「B2」をアップグレードしたもので、素晴らしい航空機だ。B21は長距離飛行が可能で、ステルス技術の進歩が生かされており、通常兵器か核兵器かを問わず、離れた場所から発射できる重い兵器を積み込める(こうした点の詳細は機密扱いになっている)。
【社説】今こそ必要なB21ステルス爆撃機
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