バイデン米政権が人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」との間で進めている安全保障リスク対策についての交渉は年末ごろの合意が見込まれていたが、TikTokを巡る安保上の懸念が高まる中、さらに遅れが生じている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、TikTokがユーザーに表示する動画を決める際に用いるアルゴリズムについての情報をどのように共有するべきか、また米政府が同社をどれほど信頼するべきかなど、さまざまな懸念が浮上する中で米政府の調査が長引いている。一部の関係者によると、米当局者はこうした懸念に対処するようTikTokに追加要請を出しておらず、合意に向けた今後の道筋は不透明だ。
TikTok、米との安保対策巡る交渉に遅れ
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