大口投資家も小口投資家も、列をなして不動産ファンドから資金を引き揚げている。これは金利の急上昇が、商業不動産セクターを一変させる恐れがあることを示す新たな兆候だ。ブラックストーンは先週、償還請求の急増を受け、運用資産690億ドル(約9兆4200億円)の旗艦不動産ファンドから投資家が引き出せる金額を制限すると発表した。スターウッド・キャピタル・グループも、その直後に運用資産146億ドルのファンドからの資金引き出しを制限すると投資家に通知したと、事情に詳しい関係者は語った。
不動産ファンド冬の時代、商業不動産価格に圧力
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