アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は同社の中国との関係を巡りたたかれている。折しも中国各地でコロナ流行に伴う厳しいロックダウン(都市封鎖)に対する抗議活動が行われている。その中には、世界のiPhone(アイフォーン)のほとんどが製造されている鄭州の工場も含まれている。Foxニュースのヒラリー・ボーン記者は1日、米連邦議会議事堂内でクック氏に質問を浴びせ、ばつの悪そうな同氏をカメラに完璧に捉えていた。「中国人の抗議する権利を支持しますか? ロックダウンに抗議したために殴られ、拘束された工場労働者についてどう思いますか? 中国政府からの監視を逃れるためにデモ参加者が使っていたAirDrop(エアドロップ)の利用を制限したことを後悔していますか? 中国共産党が人権を抑圧しているのに、ビジネスをするのは問題だと思いますか?」
【オピニオン】中国問題、クック氏の気まずい一日
国内問題には声高に発言、中国の弾圧には沈黙
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