12月8日は新型コロナウイルスのワクチン接種が始まってから丸2年となるが、米経済も世界経済もコロナ禍が引き起こした問題に支配され続けている。中国が経済活動再開の喜びと痛みを味わい始め、最終的なカタルシスを得ようとしていることから、不確実性はさらに悪化するだろう。中国での政策変更のうわさが広がり始めて以降、市場は経済活動再開の短期的なメリットに賭けている。人民元は対ドルでの5週間の上げ幅が1994年の国際化以降で最大となり、国内株も約10%上昇した。リスクは、世界の他の地域で好不況のサイクルを作り出した経済・金融・政治の変動が繰り返されることだ。株価は現在、英コベントリーで年金暮らしをするマーガレット・キーナンさんが新型コロナワクチンの初の公式接種者となった時の水準を下回る。
中国経済の再開、市場にとって何を意味する?
リスクは、世界の他の地域で好不況のサイクルを作り出した経済・金融・政治の変動が繰り返されること
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