楽天グループの米国法人は来年2月に放映される米プロフットボールNFLの王者決定戦「スーパーボウル」に再びテレビコマーシャルを出稿する。景気の先行き不透明感が漂う中、同社を利用した買い物でいかに節約をできるかを前面に打ち出す内容になる予定だ。楽天は米国での認知度を高めようと、今年初めてスーパーボウルにCMを流した。ラクテン・アメリカズのデーナ・マリノー最高マーケティング責任者(CMO)は、スーパーボウル後の数カ月で買い手が1割増加し、同社プラットフォームへの参加を望む出品者や小売業者からの引き合いが急増した点を挙げて、CMはマーケティングの見地から成功だったとの見方を示した。「スーパーボウルLVII」はFOXが2023年2月12日に放映する。そのほかビール大手モルソン・クアーズ・ビバレッジ、オンライン賭博のドラフトキングスなどがCMを出す予定だ。30秒のCMに700万ドル(約10億円)を拠出する企業もある。FOXによると、9月時点でスーパーボウル広告枠の95%が販売済みだった。