ジョー・バイデン米大統領は8日、ロシアで服役中だった米女子プロバスケットボール(WNBA)のブリトニー・グライナー選手が、ロシアの武器商人ビクトル・ボウト受刑者との交換によって釈放されたと発表した。バイデン氏はホワイトハウスでの記者会見で「この日のために長い間取り組んできた」とし、「私たちは彼女の釈放を求めることを決してやめなかった」と語った。バイデン氏は、グライナー選手は「24時間以内には米国に到着するだろう」述べた。ロシア外務省によると、グライナー選手は8日にアブダビ空港でボウト受刑者と引き換えられた。ボウト受刑者はすでにロシアに到着したという。オリンピックに2度の出場経験があり、WNBAのフェニックス・マーキュリーに所属するグライナー選手は、ロシアのプロチームに合流する予定でモスクワに到着した2月中旬、薬物所持の容疑でロシアに拘束された。その後グライナー選手は禁錮9年の判決を言い渡され、11月に流刑地に移送されていた。