世界各国で景気悪化が懸念される中、少量のグルタミン酸ナトリウム(MSG)は投資家のポートフォリオを健やかに保ってくれることが明らかになった。たとえ世界的な景気後退(リセッション)で投資家の食指がなかなか動かない場合でも、MSGは引き続きうま味を加えてくれる可能性が高い。味の素は調味料となるMSGの製造法を発明したことで知られるが、ここ数年にわたり株式市場の意外な勝者となっている。同社株は2019年末時点から2倍以上に上昇し、今週に入って過去最高値を更新した。これに対し、東証株価指数(TOPIX)は19年以降、わずか13%しか上昇していない。MSGの是非を巡っては、健康を意識する人々の間で議論が繰り広げられてきた。こうした中、味の素株が大幅上昇した理由は、突如としてMSGの人気が高まったからではない。同社が電子機器に使われる材料を製造していることが理由だ。