1988年にスコットランドのロッカビー上空で米パンナムの商用機が爆発したテロ事件を巡り、爆発物を製造したとされる容疑者が米政府に拘束された。世界で最も長期間かつ広範にわたるテロ捜査における大きな進展であり、容疑者は連邦法に基づき起訴される見通し。当局は1988年12月21日に爆発したパンナム航空103便に、爆発物専門家でもあるリビア人のアブアジラ・ムハンマド・マスード容疑者が製造した爆発物が使用されたと主張。同機はロンドンからニューヨークへ向かっていたが、243人の乗客と16人の乗員に加え、落下物によって11人が死亡している。司法省報道官は11日、パンナム航空103便の爆発物を製造したとされる容疑者を拘束したと発表。スコットランドの検察当局も、米英両政府と協力し捜査を継続していくと述べた。
米パンナム機爆破事件の容疑者を拘束、爆発物を製造か
有料会員限定
あなたにおすすめ