長引くコロナ禍で、体を動かす機会がメッキリ減ってしまった人は多いはず。気がつけば、肩はゴリゴリ、背中はバキバキ、股関節はコチコチに……。
そこで参考にしたいのが、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)、『金スマ』(TBS系)、『体が硬い人のための柔軟講座』(NHK)などで話題のフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏の著書『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』(ダイヤモンド社)だ。
本書は、ちょっとした「スキマ時間」で、いつでも、どこでもできる“気持ちい~いストレッチ法”を、マンガでわかりやすく指南。「これならできそう」「続けられそう」と思えて、何歳からでも体がやわらかくなる秘訣を明かした1冊だ。本稿では、本書より一部を抜粋・編集し、運動指導のトッププロが教える医学的にも正しいストレッチで、「体が硬い」を解消して、柔軟性をとり戻す方法を紹介する。
監修:田畑クリニック院長 田畑尚吾 医師 イラスト:百田ちな子
通勤途中にできる
二の腕と体側のストレッチ!
【前回】からの続き
通勤途中で
ちょっとやってみて!
【前回】からの続き
腰痛の予防には、腰回りだけではなく、体側(身体の側面)の筋肉をほぐすことも効果的です。なぜなら全身の筋肉はつながっており、体側から二の腕にかけての筋肉をストレッチして柔軟性を高めることも、腰回りの筋肉に影響を与えるからです。
今回は通勤途中にでもできるストレッチを紹介しました。たとえば、信号待ちでちょっと時間が空いたときにでも、できるストレッチです。人が多いところでは恥ずかしいかもしれませんが、人がいないときにでも、周りの人に注意しながらやってみてください。
身体の側面をほぐすと
腰回りがラクになる!
身体を“弓なり”に伸ばすイメージで、体側を伸ばします。二の腕からわきの下、体側から腰(骨盤)にかけて1つのポーズでほぐしましょう。ポイントは息を止めないこと。ゆっくりと息を吐きながらリラックスして20秒キープ。脇の下から体側にかけてジンワリとスライドさせます。
手先から足先までキレイに弧を描くイメージで行うと、よりストレッチ効果が増すでしょう。上体を前後にぶらさないようにしながら、「左右対称」になるように意識しながら、体側を大きくしならせましょう。わきの下から腰(骨盤)の側面までが伸びる気持ちよさを味わってください!
※本稿は、『いつでも、どこでも、1回20秒で硬い体が超ラクになる! スキマ★ストレッチ』より一部を抜粋・編集したものです。