胸・肩・腕を効率よく鍛える「時短ダンベル筋トレ」5選、ボディビルのテク応用Photo:123RF

 トレーニングプログラムを構築する際、「5レップ(回数)×5セット」「3レップ(回数)×10セット」「8レップ(回数)×8セット」などレップ数とセット数に明確な目標値を定めて行うことは大切なことです。ですが、その筋トレにおける常識を一発でくつがえしてしまうほど、効率よく筋力増強が望める高速のトレーニング方法があります。

「レストポーズ法」とは何か?

 ボディビルにおける高度なテクニックのひとつとして知る人ぞ知るのが、この「レストポーズ法(Rest-Pause)」のメソッドです。目標数を目指して「レップ(回数)」と「セット」をただ繰り返す筋トレも良いのですが…、限界まで「レップ数」を続け、そこで短い「ポーズ(休止)」を挟み、またすぐ「レップ」を再開するという苛酷なトレーニングが「レストポーズ法」です。

 完全に回復するのに必要な時間を筋肉に与えなければどうなるか?というのが、このメソッドの本質です。負荷をどんどん高めることで生まれたばかりの筋肉をさらに成長させることを目指し、その効果が期待できます。また精神力も鍛えられ、痛みの閾値(しきいち)も変化します。筋肉を限界まで追い込むことで、一気に鍛えあげるのです。