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【精神科医が教える】できる大物とこざかしい小物の決定的な対応の違いPhoto: Adobe Stock

大物と小物の違い

誰からも一段上だとみられるような「大物」の人物に会うときは、身構えて緊張してしまうという人がいます。

「大物」とみられる人物は、社会的地位が高いところまで上り詰めているだけあって、多少のことでは怒ったりはしないでしょうし、小さなことで目クジラを立てたりはしませんから、むやみやたらに攻撃される可能性は、かなり低いと思うんです。

むしろ身構えるべきは「小物」。力量や地位がたいしたことのない人物だったりします。小物ゆえに、しょうもないことで妬んだり、自分の利益を守ろうと攻撃的になったりする余地が大きいからです。

小物ほど“取り扱い注意”

そもそも、どこからともなく伝わってきたう「風のうわさ」のよろしくない人は、仮に立場が上だったとしても小物である可能性はあります。偉そうにしたり見下すようにしたりして先輩風を吹かすような小物こそ、身構えて気をつけたほうがいいわけです。

逆に大物に会う機会があるのであれば、もうなにも恐れずに自分の思いの丈をぶつけてみるくらいのほうがいいでしょう。身構えることなく、素直に自分らしく振る舞う。緊張のあまり、うまく話ができなくても、大物であればすべてを察してくれるはずです。

あんまりいいうわさを耳にしない小物ほど警戒心を強めて、自分の振る舞いを考えたほうがいいわけです。そもそも、そういう小物とは、あまり接触しないほうがいいわけですが、それは小物ほど“取り扱い注意”だからです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。