自分にとって何か重要なことが起こっている時には急に雨がやむ、というのは代表的なものでしょう。あるいは、パーッと空に虹がかかる、という顕著なものもあります。
また、悲しいこと、苦しいこと、気になることがあったり、何かしら問題を抱えていたりする時に、象徴的な形の雲を見ることがあります。例えば、どこかの都道府県や国の形、誰かの顔、龍や鳥の形、あるいは仏さまのお姿に見える雲などです。
ところが、実際に目の前で見る場合であろうと写真であろうと、同じ雲を見ても、人によっては「全然、何の形にも見えない」「これのどこが龍なの?」となる場合も少なくありません。そこが、サインとして受け取るかどうかの違いということでしょう。
「私には仏さまの形に見える」「龍にしか見えない」と直感的に感じるのは、まさにご神仏からのメッセージが心に届き、受け取ったあかしです。
これまでご相談者などから実際にお聞きした例では、「ふと顔を上げたら、亡くなった親の横顔にそっくりな雲が空に浮かんでいた」「最近、死んでしまったペットの後ろ姿にしか見えない雲を見た」といったものがあります。
他の人には何の意味もない漠然とした自然現象であっても、自分にとって意味のあるものとして鮮明に見えたなら、そこにはご神仏が送ってくださったメッセージがあります。
急にやってきた心地いい感覚
【4】突然の心地よさ
「あれ?」とふいに気づくような、「急に訪れる心地いい感覚」も、ご神仏からのサインです。
自然現象をともなうことも多いのですが、例えば、サッと光が差してきて、それと同時に急に気分も身体も軽くなった……ということはありませんか?
さっきまで力が入っていたのに、スッと汗が引いて気持ちよくなってきたり、逆に、さっきまでこわばっていた身体がフワッと緩んで、ぬくもってきたりする場合もあります。
気にも留めてもいなかったのに急にさわやかな風を感じたり、急に鳥のさえずりに気づいて聞き入ったりすることも、このパターンの1つです。
こんなふうに気持ちのいい何かが起こる時というのは、心の奥底でご神仏とつながり、「今のあなたでいいのだよ」「そう、これでいいんだよ」というメッセージが届いた時だと私は考えます。理屈抜きに五感で受け取るサインです。
ご神仏からのメッセージとして最もよいパターンといえるでしょう。
こんな特徴があったら、ご神仏からのメッセージかもしれません
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