米国土安全保障省(DHS)を監督する議会下院の国土安全保障委員会は、国内各地の港で使用されている中国製クレーンについて、潜在的なセキュリティーの脆弱(ぜいじゃく)性を明らかにするための公聴会開催や、機密情報を含む政府資料へのアクセスを求めている。同委員会のマーク・グリーン委員長(共和、テネシー州)は、国内の港で使用されているクレーンの約80%が中国企業の中国製ソフトウエアを使用していることは大きな懸念だと指摘。「当委員会は米国民を代表し、これらのクレーンが国土安全保障任務の中核である米国のサイバーセキュリティーや重要インフラの回復力にもたらすリスクについて回答を求める」と声明で述べた。