当時、金曜日はお休みだったけど、会社へ行こうと駅に向かった。当然、電車は動いていない。タクシーもいない。就業日じゃなくて休日だから、ということにして自家用車で赤坂に向かった。特に役に立ったとは思えなかったけど何かしていないと気持ちがおさまらなかった。夜中に帰宅。道路が大渋滞で赤坂から亀有まで五時間かかった。途中、道路の真ん中で全く進まない車が何台もあった。運転席を見ると、どの車もドライバーが眠気に耐え切れず車中で寝ていた。

「今週のJUNKは冒頭十分、生放送でパーソナリティが声を届ける」

 池田プロデューサー指揮のもと各曜日のパーソナリティがリスナーを励まそうと自分たちなりにエールを送った。災害時に正確な情報を届ける。不安な人に寄り添う。これはラジオの使命。何がどうなろうとこれは変えちゃいけないと強く思う。

 誰も置いてけぼりにしない、どことなく温かい感じ。
 いつもそこにいて、安心できる場所。
 僕が初めてラジオに抱いた感謝。
 これは忘れないでいたい。