定額のサブスクサービスが生活にあふれるなかで、最近よく目にするのが「芸能人のサブスク」だ。その実態について、タレントのサブスク「ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)」運営に関わるブランジスタメディア担当者の鈴木頼茂氏に話を聞いた。(清談社 吉岡 暁)
中小企業でも芸能人を使った
プロモーションが可能に
動画に音楽、洋服や部屋に飾る花に至るまで、今や当たり前となった「サブスク(サブスクリプション)」サービス。最近、新たに増えているのが「芸能人のサブスク」をうたったものだ。軽く検索しただけでも、「タレントストック」「TALENT BANK」など多くのサービスがヒットする。一体どのようなサービスなのか。
「毎月定額の利用料を支払っていただくことで、タレントや俳優の写真・動画素材が使い放題になるというサービスです。素材は、たとえばパンフレットやチラシ、ホームページや広告バナーなどのクリエイティブに、自由にご利用いただけます。これまで著名人を起用してのプロモーションをちゅうちょしていた企業も参入しやすい費用で、さまざまなプロモーションを行うことが可能になります」
そう話すのは芸能人のサブスクサービスを手がける「アクセルジャパン」運営担当者の鈴木頼茂氏だ。従来、企業が著名人を起用してのプロモーションを行うには数千万円単位のお金が一括で動くことがほとんどだった。しかし同社がタレントキャスティングにかかわる初期費用を負担することで、利用企業が低コストで参入、維持できるサブスク型の広告サービスを提供しているという。