それよりも一生懸命伝えるべきは「行けなくて残念な気持ち」なのです。行きたかったのに残念です、ああすごく悔しいな、なんでよりによって日程がかぶっちゃっているんだろう、次があったら絶対誘ってください、という具合に。
断る残念さを伝えることによって、むしろ関係が良くなったら最高ですね。
大人の言い方:「こういう理由で行けないのです」
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かわいい言い方:「行けなくてすごく残念です」
苦手なことへの誘いには
サクッとやめられる布石を打つ
ダンス、カラオケ、ジョギング、ゴルフ、ゲーム……趣味にもいろいろありますが、それぞれ得意・苦手はあるでしょう。もちろんぼくにもあります。
あなたは苦手なことに誘われたらどうしますか?
ぼくのモットーは「全種目参加」です。「誘われたら断らない」に挑戦し続けています(ただしバンジージャンプとスカイダイビングをのぞく)。食わず嫌いの人生はもったいないと考えているからです。
たとえ苦手そうなことだとしても、「あまり得意ではないですが、やってみたいです」「足手まといになるかもしれませんが、参加してもいいでしょうか?」「今は飲めないのですが、食べる方でがんばります」などと断った上で、なんでも首を突っ込むことにしています。
よく「なんでそんなに仕事も、遊びも複数できるのですか?」と周囲に驚かれますが、答えはシンプル。はじめてみて好きじゃなかったらサクッとやめる、と決めているからです。はじめるのが苦手な人は、やめるのが苦手な人だと思うのです。
世の中には「この人は苦手」からはじまって、結婚までいたる人も大勢います。今苦手だと思い込んでいることが、案外、将来のあなたを助けてくれたりするのです。
なにごとも“一生やることはない”と決めつけず、可能性をのぞいてみましょう。
大人の言い方:「苦手なので、やめておきます」
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かわいい言い方:「得意ではありませんが、やってみたいです」
コストに見合わない提案を
対立せずに改善させる会話術
ある場面でリーダーから提案がありました。自信満々の提案です。しかしその提案は、どう考えてもかけるコストに対して成果が見合わない感じがしている。やることになっても、モチベーションが出なそうだ。