ビジネスお願い上司に書類のチェックを頼まれてNGな言い方とは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「常識を疑え」「常識にとらわれるな」などといわれる昨今ですが、それもまずは、基本的な「常識力」を身につけた上での話。特に、社会人はきちんとした敬語やマナーを身につけていないと、いい人間関係を築けないだけでなく、仕事をうまく進めることもできないでしょう。そこで今回は、話題の達人倶楽部の著書『謎と疑問がスッキリ!1秒で常識力』(青春出版社)から、目上の人との会話において、今さら聞けないが自信が持てない言葉の使い方について抜粋紹介します。

目上の人に「お願いできますか?」というのはNG

 忙しくて誰かにコピーをお願いしたい時に、丁寧に言ったつもりで「これ、コピーお願いできますか?」と言ってしまうことはないだろうか。しかし、この言い方はちょっと失礼だ。なぜなら、相手の能力の程度を確認する言葉になってしまうからだ。

 言い方やシチュエーションによっては「できないのではないですか」という意味を含み、相手の能力を否定することにもつながってしまう。同じように「わかりますか」も何気なく使ってしまいがちな言葉だ。

 たとえば、新しい企画のプレゼンテーションで長い説明をしたあと、上司に「ここまではおわかりでしょうか」と、つい口が滑ってしまったという経験はないだろうか。当然、上司の理解度を計ったつもりはないだろう。