米アマゾン・ドット・コムは非常に多くの商品とサービスを販売し、年間で5000億ドル(約67兆円)の売上高をたたき出している。だが同社が今売っていないものこそが重要だ。
27日に発表されたアマゾンの1-3月期(第1四半期)決算は、多くの点で好調だった。売上高は前年同期比9%増の1274億ドルで、ウォール街の予想の7%増を上回った。ほとんど全ての事業で売上高が予想を上回り、とりわけ広告やサブスクリプション(定額課金)サービス、外部の販売業者(サードパーティーセラー)関連の伸びが大きかった。
アマゾンは他の大手テック企業と同様にコスト削減を図っており、これまでに2万7000人の人員削減を発表している。営業利益は前年同期比30%増の約48億ドルとなり、アナリスト予想の31億ドルを大幅に上回った。