嫌がらせをする人は
精神的に弱い人
さて、ここまで職場の嫌な人を7つのタイプに分けて紹介してきました。どうでしたか? あなたの職場にも「7つのタイプ」に当てはまる嫌な人がいるのではありませんか?
なぜ、彼ら彼女らは、「嫌がらせをせずにはいられない」のでしょうか?
「7つのタイプ」にも登場したように、ストレス、短気な性格、自己愛や承認欲求の強さ、嫉妬やねたみ、トラウマ……など、理由はさまざまです。
1つ言えるのは、嫌がらせをするような人に、幸せな人はいないということです。
他人に嫌がらせをせずにはいられないような人とは、自身も「現状に満たされない不満」や「将来に対する不安」を抱えている人なのです。
その不満や不安に自分で対処することができずに、他人に嫌がらせをすることで気を紛らわせている、いわば「精神的に弱い人」だとも言えるでしょう。
嫌がらせをする人は、むしろ「想像より、はるかに弱い人」なのです。
そのことを肝に銘じておいてください。
必要以上に恐れる必要はないことがわかります。
どんなに華やかで幸せそうに見えたとしても、他人を攻撃したり、嫌味を言ったりする人は、「心に闇を抱えている」のです。
幸せとは、容姿や財力で決まるものではない、ということがわかると思います。
ただ、彼らは「ほかの人にはわからないように」嫌がらせをしてきますし、集団になると強くなることも事実です。そのような人に「話せばわかる」は通用しません。
世の中には「絶対にわかり合えない人間もいる」ことを心にとめておきましょう。
拙著『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』では、さらに詳しく、職場の嫌な人に対してどのような心構えで接するといいかをお伝えしていますので、ご興味があればお読みください。
「自分が悪いのかもしれない」「自分さえ我慢すればいい」
こうした、「自分を犠牲にする考え方」は、今すぐやめましょう。
泣き寝入りをしている場合ではありませんよ!