職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術写真はイメージです Photo:PIXTA

どの職場にも、必ずといっていいほど「嫌な人」はいる。嫌味な上司、理屈っぽい反抗的な後輩、陰口をいう同僚――。弁護士の後藤千絵氏の著書『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』からの一部抜粋で、どんな職場にもいる、7つのタイプの「嫌な人」を紹介。それぞれへの対応策をレクチャーしていく。

あいつより自分のほうが上と
常にマウントを取ってくる

 前回は、「職場の嫌な人」7つのタイプのうちの5番目、他人のミスを絶対に許せない「完璧主義者」タイプへの対処法を紹介しました。今回紹介するタイプ6は、とにかくマウントを取りたがる「嫉妬メラメラ」タイプです。

 ある意味、「嫉妬」のかたまりが、一番、面倒なタイプかもしれません。

 というのも、他人に対する「ひがみ・そねみ」は、他人を攻撃する要因となる非常にやっかいで複雑な感情だからです。

 自分でも気がつかないうちに、嫉妬から他人を攻撃していることもあります。

 このタイプの人は、とにかくマウントを取りたがります。

 マウントを取る――つまり、「マウンティング」とは、相手よりも自分のほうがポジションや社会的地位が上であるということを、威圧的な言動等によって相手に認識させることです。