女子プロゴルフが高い人気を保ち続けている理由の一つに、メディア対応、SNSやイベントといったファンへの発信力がある。強いだけでは応援を得られないのだ。「Z世代」10人の実力や人気、将来性などで独自評価し、特集『ビジネスに効く! 最強のゴルフ 王道のテニス』(全18回)の#12では、後編として、渋野日向子、吉田優利、稲見萌寧ら5人の「真の実力」を紹介する。(ダイヤモンド編集部 武井真子)
「Z世代」の最強女子プロを独自評価
「シンデレラ」渋野日向子の実力は
「Z世代」最強の女子プロゴルファーは誰か――。
ダイヤモンド編集部は女子プロゴルフ人気をけん引するZ世代の女子プロゴルファーを独自評価した。
評価に関しては、「実力」「人気」「将来性」「パワー」「プレーの安定度」の五つの項目を設けた。
「実力」は、ロレックス世界女子ゴルフランキング(2023年4月10日時点)を基に評価。「人気」はゴルフ総合サイトALBA Net(https://www.alba.co.jp/)内の「ライブフォト」に22年に掲載された写真のアクセス数を集計した。
今回は、上記サイトのアクセス数の上位10人を分析の対象とした。10人の顔触れを見ると、ツアーでの活躍が初めての“新顔”や熱心な固定ファンが存在する選手が、票を集めやすい傾向がうかがえる。
「将来性」はランキング、年齢などから総合的に判断。「パワー」と「プレーの安定度」はJLPGAツアーのデータを用いた。
評価項目の詳細やZ世代の定義については、前編の本特集#11『原英莉花、小祝さくら、西村優菜…Z世代の人気女子プロ10人の「真の実力」を独自評価【前編】』を参照してほしい。
次ページでは、独自評価から浮かび上がったZ世代の精鋭のうち、渋野日向子、吉田優利、稲見萌寧ら5人の実力を見ていく。