誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】落ち込んだときに知りたい…誰でも幸せになれる“究極の教え”Photo: Adobe Stock

アナタには夢がありますか? 

夢や目標を抱くことは、それ自体が幸せにつながります。まだ叶わぬ夢があるということは、つねに目標があるということでもあります。

叶える過程には山あり谷ありで、ストレスを溜めることもあるでしょう。しかし、その過程こそが幸せなんです。

いったん夢が叶ってしまったら、そのことには興味がなくなり、エネルギーを注ぐモチベーションを失うことでしょう。

人生を俯瞰すると
違うことが見えてくる

夢が叶うということは、同時に、その夢を失うということでもあるのです。だから、夢の過程というのは、大変なことがあったとしても、総じて幸せなんですね。

そういう考え方ができるか、できないかの差は、人生をトータルで見られるかどうか。

夢や目標が叶わないことをストレスとしか感じられない人は、やや近視眼的で目の前のことしか考えられないのかもしれません。

人生は借り物?

手に入れたいけれど、手に入れられないものがある。だから不幸せ――これはあまりにも近視眼的で、その考え方そのものが不幸な発想です。

「人生は仮り物」といわれます。私たちの人生はすべてレンタルのようなもので、いずれそっくりそのまま返却するもの。

どんなときも幸せになる

その発想からすると、何かを手に入れたとしても、それは自分のものではない。あくまで借り物。より大事なのは、夢の過程そのもの。時間を楽しむということです。

夢や目標は叶ってもいいし、叶わなくてもいい。どちらでも幸せでいられるということなのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。