新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行したことで、コロナ禍によって大打撃を受けた業界・企業の業績の完全復活に対する期待が高まってきた。上場70社超、23業界を上回る月次の業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移から、6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする。今回は、2023年4月度のファミレス編だ。
現在復旧中になりますので、改めてご覧いただけますと幸いです。(2023年5月19日 17:39 ダイヤモンド編集部)
すかいらーく、ロイホ、サイゼ…
「負け組1社」はどこ?
ファミレスの主要3社が発表した4月度の月次業績データは、以下の結果となった。
◯すかいらーくグループ(すかいらーく)の既存店売上高
4月度:前年同月比118.9%(18.9%増)
◯ロイヤルホスト(ロイヤルホールディングス〈HD〉)のロイヤルホスト既存店売上高
4月度:同121.0%(21.0%増)
◯サイゼリヤの既存店売上高
4月度:同114.7%(14.7%増)
今回取り上げる3社全てが前年の実績を超えている。しかし、実はこの中にコロナ前の実績と比較すると減収している会社がある。
日に日に高まるアフターコロナの機運に乗り切れていない「負け組1社」はどこか、当ててみてほしい。