「プライオプッシュアップ」理想的なやり方

腕立て伏せに「動作ちょい足し」で瞬発力強化!効果的なやり方とセット数は?MEN'S HEALTH US
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《効果的なコツ》

 この「プライオプッシュアップ」に求められるスピードを身に着けるには、とにかくまずは実際に必要とされるスピードを知っておくことが肝心です。

 初心者であれば(もちろん上級者でも)、「最初はボックスやトレーニングベンチを両手の支えにすることで難易度を下げ、スピード感が分かったところで床(フロア)でチャレンジする」、というのが良いでしょう。

 そうすることで「プライオプッシュアップ」に対する苦手意識を取り除き、スピードとパワーだけに意識を集中させることができようになるはずです。

《理想的なやり方・回数(レップ数)は?》

1. 両手を台(ボックスやトレーニングベンチなど)の上に乗せ、構えます。両足の位置はボックスからやや離し、上腕と胴体とが直角になるよう姿勢を整えてください。
2. 大臀筋と腹直筋(腹筋)を、しっかり引き締めます。両肘が開かないよう意識しながら上体を下げていきましょう。
3. 上体を押し上げる際、両手で台を力強くプッシュし、その爆発力で肘をまっすぐに伸ばしながら台から両手を離し、浮き上がります。
4. 再び、両手が台に接触したら、全身をきちんとコントロールしながら状態をゆっくりと下ろして、あとはその繰り返しです。4~6レップ数、行いましょう。

※床(フロア)で行なう際にも、上記の点を意識することをお忘れなく。

まとめ:筋トレメニューに組み込む際のアドバイス・注意点

 瞬発力を高めること、それこそが「プライオプッシュアップ」の最大の目的です。ただやみくもにレップ数を重ねれば良いという話でもありません。

 4~6レップ数の範囲に留める程度が良いでしょう。やり過ぎると爆発力が低下してしまう恐れがありますので。

 要するに最初から最後まで、どのレップ数もスピーディーに瞬発力の発揮を意識して行なうようにしてください。

…ということでパワーと瞬発力が同時に必要となり、つまりは、同時に鍛えることができるのが、この「プライオプッシュアップ」というわけです。筋トレメニューの最初に組み込むことが理想と言えるでしょう。フィニッシャー(締めくくりのメニュー)としては、最適とは言えないことは忘れずに。上半身の筋力にすでに自信がある人であれば、ルーティンの最初に「プライオプッシュアップ」を取り入れてみてください。

Source / Men’s Health US
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。

Text by Brett Williams, NASM and Hikaru Sato

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