「自分の考えていることが、うまく人に伝えられない」「人とコミュニケーションをとることに、苦手意識がある」と悩む方は多くいます。しかし、その悩みこそ「相手とよい関係を築き、人を動かす」ための第1歩に変えられるのです。『超完璧な伝え方』の著者、4代目バチェラー・黄皓氏による「誰とでもスマートに人間関係を築く」ための簡単なテクニックを紹介します。
自分の声を聞くのは誰でも恥ずかしい
自分の姿を自分で見たり、自分の声を自分で聞くのは、恥ずかしいですよね。
その気持ちはすごくよくわかります。
私もはじめて自分のプレゼンの動画を見たときは、恥ずかしくて最後まで見ていられませんでした。
しかし、目をそむけないで、ぜひ自分の姿をじっくりと見てみてください。
私の場合、ここ数年で「バチェラー4」をはじめ様々な番組に出演するようになったことで、嫌でも画面越しに自分の姿を見る機会が増えました。
すると、だんだん慣れてきて「この喋り方、失敗してるな」「このアイコンタクトはよかったな」「ちょっと声が走っちゃったな」と客観的にわかるようになったのです。
自分の欠点を一度ですべて把握する必要はありません。
恥ずかしさに慣れるには時間がかかるので、少しずつ何度も繰り返して自分の喋る姿を見るようにしてください。
カメラに普段の自分を映す
「バチェラー4」のようなリアリティショーでは、インタビューを除き、カメラに向かって喋ることは基本的にありません。
あくまで、相手と喋っている姿を真横から至近距離で撮っているわけです。
だからこそ、私はまさに客観的に自分の姿を見ることができました。
ただ、もし自分で自分の姿を撮影するとなると、カメラを意識して普段通りに振る舞えない人も多いと思います。
カメラに向かって話す必要はありません。理想は、いつも通り相手と話している状態を撮ることです。
撮影する場合はカメラを事前にセットしておき、録画の前にもある程度時間を取って、普段通りに過ごしておくのが理想です。
カメラに慣れるところからはじめると、自分の普段のコミュニケーションの姿をより客観的に撮影することができます。
ZOOM自分の顔を見ながら喋る
ただ、カメラでの撮影には準備も必要ですし、慣れるまで時間がかかって大変ですよね。
もっと手軽な方法はないでしょうか。
実は、一ついい方法があります。
ZOOMやTeamsなどの「ビデオ会議」で自分の喋る姿を確認すればいいのです。
オンライン会議で発言するとき、あなたは画面のどこを見ていますか?
もしかすると資料を見たり、聞いている人の顔を見ているかもしれません。
そうではなく「画面に映った自分の顔」を見ながら喋ってみましょう。
これこそ、自分が喋るときの姿をリアルタイムで確認できる、絶好の機会です。
自分の喋る姿を見ることで「こういう喋り方をすると照れているように見えるな」や「手を動かすことが多いな」と自分のクセに気づけます。
そこではじめて自分のコミュニケーションのクセを知る人も多いはずです。
自分の表情は自信があるように見えるのか、笑顔になっているのか、焦って喋っているのか、遅すぎるのか。自分で見ると非常によくわかります。
クセを把握し、「お手本」に近づけるように改善していきましょう。
(黄皓著『超完璧な伝え方』から一部を抜粋・改変したものです)
黄皓(こう・こう)
4代目バチェラー
ミラーフィット株式会社代表取締役
中国湖南省出身。10代で来日し、早稲田大学卒業後、三菱商事に入社。貿易事業を担い、メキシコに駐在する。その後独立し、日中間において北米・アフリカからの資材輸入を行う貿易物流会社の代表取締役、全国で20店舗以上展開するパーソナルジムの経営者を務める。2020年7月にミラーフィット株式会社を創業。スマートミラーデバイス「MIRROR FIT.」を通して、オンラインフィットネス事業を展開。3社で200名以上を束ねる経営者として活躍する。2020年、Amazon Prime Videoの大人気恋愛リアリティショー「バチェロレッテ・ジャパン」に参加。パートナーの最終候補となる。2021年「バチェラー・ジャパン シーズン4」にも参加し、注目を集める。地上波放送をはじめ、雑誌、WEBなど多数のメディアに出演。著書に『超完璧な伝え方』(ダイヤモンド社)、『異なる勇気』(KADOKAWA)がある。
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★あらゆる人間関係をスマートに築くテクニック
★口下手、あがり症、人見知りでも大丈夫!
★誰でもすぐに使える「伝え方34のコツ」
★「まさに完璧!」と絶賛される【4代目バチェラー】黄皓が、コミュニケーションの秘訣を明かす
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コミュニケーションに悩む人ほど
うまく人間関係を築くことができる!
【本書の特長】
自分の考えていることが、うまく人に伝えられない。
そんなふうに悩んだことはないでしょうか?
安心してください!
「超完璧な伝え方」に必要な要素は、たった3つしかありません。
① コミュニケーションに悩む臆病さ
② 相手のことを考える想像力
③ コミュニケーションで達成したい目的
この3つさえあれば、
誰とでもよい関係を築き、人を動かすことが可能となるのです。
ペラペラと話す喋りのうまさや、豊富な語彙力は全く必要ありません。
一番大切なのは、人と話すときに臆病になれるかどうかです。
「伝え方」を変えれば、「人生」が変わる
「超完璧な伝え方」とは、
コミュニケーションの幅を広げることにより、
自分の目的を達成するために相手を動かす技術です。
コミュニケーションの幅を広げることで
「相手を切り捨ててもいいし、切り捨てなくてもいい」
という選択肢を自分で持つことができます。
つまり、主体的に人間関係を選べるようになるのです。
自分だけで何とかしようとするのではなく、
まわりにいる人たちを動かすことができれば、
あなたの人生はより豊かになっていきます。
伝え方を変えれば、人生は変わるのです。
この本では、4代目バチェラーであり、
3つの会社を経営する起業家でもある私が
いままで培ってきたコミュニケーション秘訣を
出し惜しみなくお伝えします。
『超完璧な伝え方』には、あらゆる人間関係をスマートに築くテクニックが満載です。
はじめに
・超完璧な伝え方とは何か
・臆病だからこそ完璧なコミュニケーションを考え抜けた
・同じ言葉でも人によって反応が異なる不安
・「伝わらない人」との関係をあきらめない
・人間関係を自分で決める選択肢を持つ
・苦手な人との関係さえ人生のプラスにする
第1章 超完璧にうまくいく伝え方の大前提
01 「八方美人」が最強のコミュニケーションである
02 なぜ、うまく伝わらないのか?─コミュニケーションが苦手な人の4つの特徴
03 コミュニケーションとは目的達成の手段でしかない
04 「目的達成」のためには「過程」を捨てていい
05 自分と相手を「同じ」だと思ってはいけない
06 「負けるが勝ち」こそ超完璧なコミュニケーション
07 相手を「いい気分」にさせてから会話を終わらせる
第2章 超完璧に伝える基本 「下地づくり」と「3ステップ+α」
08 超完璧な伝え方は、下地が9割
09 完璧なコミュニケーションの基本3ステップ
10 完璧を「超完璧」にする+α「想像力」
第3章 あらゆる場面ですぐに使える 超完璧な話し方「13の超技術」
11 初対面での会話の技術─開始6秒で印象をズバッと決める
12 複数人での会話の技術─ジェスチャーで会話に参加する
13 雑談(アイスブレイク)の技術─相手を丸裸にする「罠」をしかける
14 聞く技術─聞くだけでなく相手を手伝う
15 関係性を深める技術─秘密の共有で特別な関係になる
16 褒める技術─マイナス以外を120%褒めちぎる
17 叱る技術─反感を抱かせない伝え方
18 頼む技術─「どちらにせよイエス」に誘導する
19 断る技術─速攻で明るく断るのが最適解
20 沈黙をしのぐ技術─「何か話さなくては」の焦りを消す
21 交渉の技術─論破はNG。相手を勝たせよ
22 プレゼンの技術─質問を利用して評価を高める
23 印象に残す技術─強い言葉と丁寧な説明を織り交ぜる
第4章 誰とでも超完璧なコミュニケーションを実現する「7つの幅」
24 声の幅─意識するだけでコミュ力38%アップ
25 目線の幅─アイコンタクトで「空気」を操る
26 姿勢の幅─見えない部分をさらけ出す
27 語彙力の幅─子どもと話すように誰とでも話す
28 コンディションの幅─常に油断せず、想像をめぐらせる
29 場所の幅─「どこに座るか」だけでも結果は変わる
30 キャラクターの幅─一瞬のキャラ変で虜にする
第5章 超完璧な「メール・LINE・SNS」のテクニック
31 メール・チャット・LINEが超完璧に伝わるポイント
32 これだけつければいい! 超優秀な「笑」
33 フォロワーが超増えるSNS運用のコツ
34 SNS最強のメリットは自己認識のアップデート