自分の考えていることが、うまく人に伝えられない」「人とコミュニケーションをとることに、苦手意識がある」と悩む方は多くいます。しかし、その悩みこそ「相手とよい関係を築き、人を動かす」ための第1歩に変えられるのです。『超完璧な伝え方』の著者、4代目バチェラー・黄皓氏による「誰とでもスマートに人間関係を築く」ための簡単なテクニックを紹介します。

「自分の声を聞くのが嫌い」な人でも大丈夫!「話し方が良くなる」超簡単な方法Photo: Adobe Stock

自分の声を聞くのは誰でも恥ずかしい

自分の姿を自分で見たり、自分の声を自分で聞くのは、恥ずかしいですよね。

その気持ちはすごくよくわかります。

私もはじめて自分のプレゼンの動画を見たときは、恥ずかしくて最後まで見ていられませんでした。
しかし、目をそむけないで、ぜひ自分の姿をじっくりと見てみてください。

私の場合、ここ数年で「バチェラー4」をはじめ様々な番組に出演するようになったことで、嫌でも画面越しに自分の姿を見る機会が増えました。

すると、だんだん慣れてきて「この喋り方、失敗してるな」「このアイコンタクトはよかったな」「ちょっと声が走っちゃったな」と客観的にわかるようになったのです。

自分の欠点を一度ですべて把握する必要はありません。

恥ずかしさに慣れるには時間がかかるので、少しずつ何度も繰り返して自分の喋る姿を見るようにしてください。

カメラに普段の自分を映す

「バチェラー4」のようなリアリティショーでは、インタビューを除き、カメラに向かって喋ることは基本的にありません。

あくまで、相手と喋っている姿を真横から至近距離で撮っているわけです。

だからこそ、私はまさに客観的に自分の姿を見ることができました。

ただ、もし自分で自分の姿を撮影するとなると、カメラを意識して普段通りに振る舞えない人も多いと思います。

カメラに向かって話す必要はありません。理想は、いつも通り相手と話している状態を撮ることです。

撮影する場合はカメラを事前にセットしておき、録画の前にもある程度時間を取って、普段通りに過ごしておくのが理想です。

カメラに慣れるところからはじめると、自分の普段のコミュニケーションの姿をより客観的に撮影することができます。

ZOOM自分の顔を見ながら喋る

ただ、カメラでの撮影には準備も必要ですし、慣れるまで時間がかかって大変ですよね。

もっと手軽な方法はないでしょうか。

実は、一ついい方法があります。

ZOOMやTeamsなどの「ビデオ会議」で自分の喋る姿を確認すればいいのです。

オンライン会議で発言するとき、あなたは画面のどこを見ていますか?

もしかすると資料を見たり、聞いている人の顔を見ているかもしれません。

そうではなく「画面に映った自分の顔」を見ながら喋ってみましょう。

これこそ、自分が喋るときの姿をリアルタイムで確認できる、絶好の機会です。

自分の喋る姿を見ることで「こういう喋り方をすると照れているように見えるな」「手を動かすことが多いな」自分のクセに気づけます

そこではじめて自分のコミュニケーションのクセを知る人も多いはずです。

自分の表情は自信があるように見えるのか、笑顔になっているのか、焦って喋っているのか、遅すぎるのか。自分で見ると非常によくわかります。

クセを把握し、「お手本」に近づけるように改善していきましょう。

(黄皓著『超完璧な伝え方』から一部を抜粋・改変したものです)