ChatGPTは単体でも有益だが、他のソフトと組み合わせるとさらなる威力を発揮する。特集『ChatGPT完全攻略 最新・仕事術革命の決定版』の#14では、ExcelとChatGPTを連携して使う方法を解説しよう。例えば、アンケート結果をExcelで集計したときなどに、ポジティブなコメントとネガティブなコメントを分ける、といった処理をするには、人間が判断しなくてはならなかった。しかしChatGPTを組み合わせれば、そうしたコメントをChatGPTが判別して、Excel上で自動で並べ替えたり抽出したりといった処理が可能になるのだ。(ITライター 柳谷智宣)
APIを使ってChatGPTを
他のソフトと組み合わせる
米オープンAIはアプリケーションを外部とつなぐ仕組み「API」を公開しており、外部サービスでChatGPTの機能を利用することができる。例えば、アドインをインストールすることで、Excelの関数としてChatGPTを使うことが可能になる。
チャットで会話しながら情報の精度を高めていくという使い方はできないが、Excelなら複数の情報をまとめて収集できるようになる。
例えば、ChatGPTを組み合わせれば、企業に寄せられた問い合わせを参照させ、ポジティブな内容なのかネガティブな内容なのかをExcel上で判断できるようになるのだ。Excelの処理の中に感情を判定できる機能が入れば、ビジネスでいろいろと応用できるはず。今回は、その具体的な手法をお伝えする。