NTTドコモが、新料金プランを発表しました。「ネーミングがわかりにくい」という批判もありますが、ドコモから見ると「そんなことはどうでもいい」というのが本音でしょう。実は、このプランにはドコモが総力を挙げて取り組む「2つの隠れた戦略」があるのです(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)
ドコモが発表した新料金プランは
「単なる値引き策」ではない
NTTドコモが、7月から開始する新料金プランの「irumo」(イルモ)と「eximo」(エクシモ)を発表しました。SNS界隈では「わかりにくい」と不評なネーミングです。
確かにこれまではギガライトとギガホプレミアだったので、通信が少ない人はライト、多い人はプレミアだろうと推測がついたのですが、今回はどっちがどうなのかわかりにくいですね。
でも先に結論を言うと、ドコモからみれば「そこはどうでもいい」というのが今回の新料金プランの戦略です。
企業戦略の専門家の視点で、ドコモの新料金プランにあえて隠された戦略的な意図を解説したいと思います。