米娯楽・メディア大手ディズニー傘下のスポーツ専門チャンネルESPNが戦略的パートナーを模索している。混沌(こんとん)状態にあるスポーツ動画配信業界に秩序をもたらし、将来的に有利な地位を確保することを狙う。事情に詳しい複数の関係者によると、ESPNは細分化されたストリーミング業界でどのような役割を果たせるのか、潜在的なパートナーや投資家と協議を進めている。プロスポーツチームの地元試合の配信をはじめ、あらゆる試合の生配信を担う業界のハブとしての役割についても話し合っているという。もう一つの戦略として、ESPNはケーブルテレビ(CATV)契約を解約した視聴者を対象に、独立した動画配信サービスを提供する方向で準備中だ。この計画を知る関係者によると、サービス開始は2~3年以内、あるいはCATV契約世帯数が5000万世帯を割り込んだ時点を想定しているという。
スポーツ局ESPN、動画配信で新戦略 提携相手を模索
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