米国防総省は、ペルシャ湾海域を航行する商船がイラン軍から攻撃されるのを未然に防ぐため、これらの船舶に軍兵士を派遣する構えだ。米当局者らが明らかにした。米軍は、イラン軍による攻撃を受けやすいとされる商船、特にホルムズ海峡を通過する船舶に、武装した海軍兵士や海兵隊員を搭乗させる方針。世界の石油のおよそ5分の1は、交通量は多いが危険度が増しているこのチョークポイントを通過する。新たな取り組みの規模と範囲は、既にこの地域に配備されている数百人の兵士が、リスクが高いと考えられる船舶の運航会社に派遣されることを意味する。当局者によると、軍当局は船舶の船籍国や船主の国籍、乗組員の構成、貨物の性質を考慮した上で警備強化に応じる見通し。