6「なるほど、そんな考え方もあるんだね」
部下がまったく見当違いのことを言ったとき。どう考えても間違ったことを言ったとき。リーダーとして、そこを修正することは大切ですが、このとき、「違うだろ」と相手を否定するのではなく、まずは相手の発言を認めてから別の方法を示したほうが、相手の心にスッと入っていきます。
7「もう1つ違う方法もあるんじゃないかな」
ゴールにたどり着く方法や、物事をうまくいかせる方法は必ずしも1つとは限りません。「あれがダメならこれもある」と、いろんな選択肢を事前に提示することで、可能性は広がります。
部下が出した意見を一概に否定するのではなく、さらなる可能性や選択肢をひらくために、このひと言は効果的です。
8「責任は取る」
これはとても勇気のいる発言かもしれません。しかし、名リーダーと呼ばれる人はみな、「最終的な責任は自分にある」と腹をくくって部下と向き合います。そしてこう言ってくれるリーダーだからこそ、部下たちが自信を持って物事に取り組むことができますし、「リーダーだけに責任は押しつけない」という気持ちを持ってくれるものです。
9「手伝えることがあったら言ってね」
人は嬉しいときにいてくれる人より、苦しいときに一緒にいてくれる人なのかというところをよく見ています。その存在がリーダーともなればなおさらのことです。つらいときにそっと手を差し伸べてくれる人がいるかどうかは、大きなモチベーションの違いにつながります。
10「あなたがいてくれてよかった」
人は誰かの役に立てたとき、大きな喜びを感じる生き物です。そして人から必要とされたとき、自分の居場所を見つけることができます。
「あなたがいてくれてよかった」
これはその人の自己重要感を高める最高の言葉でしょう。そしてそう思える人がたくさんいてくれる人は幸せなリーダーであると言っても過言ではありません。
11「よくやった!」
部下の手柄を独り占めするリーダーは論外ですが、逆に功を上げた部下に対してはっきり、しっかりと認めるリーダーもあまり多くはありません。ケチケチせず、思いきりほめましょう。この言葉がひと言あるだけで、がんばってきた部下の心は報われるのです。