こうして「問い」を立てたうえで、現場でお客様の意見を聞くと、また新たな「問い」が生まれてきます。
「お客様が、財布の中に入れたいのは、どういうポイントカードだろう?」
「そもそも、ポイントカードのメリットは何だろう?」
結局、お客様にとって、明確に、一言で、「役に立つ」「便利である」と言える商品やサービスでなければ生き残れません。
繰り返し「問い」を立てることによって、ローソンポイントカードをイチから見直す必要があるという、「本当に必要な情報」にたどり着くことができました。
これがきっかけとなり、24時間365日使えて、いつでも財布に入っている(今はスマホのアプリとしていつでも使える)ポイントカードにしていくという発想につながったのです。
こうして生まれたアイデアが、「Pontaカード」です。
みなさんも「問い」を立てて、メモ帳に記入して、意識し続けるようにしてみてください。それまで「見えていなかったこと」が、突然、「見えてくる」ようになります。
その積み重ねが、今までなかなか思いつかなかった斬新なアイデアにつながっていくのです。