「トレーニング時間がほんの数分だけしか確保できない…」、日常的に筋トレを愛する人であれば、そんな切迫した状況に陥ってしまうこともあるでしょう。貴重な時間を最大限に活用したいわけですから、予めプランを用意しておくに越したことはありません。
そう、短時間でできるトレーニングプランの紹介です。なにしろ時間がありませんから、トレーニング種目を絞り込んだ内容であることが重要となります。でなければ、せっかくの努力が無駄になります。パフォーマンスの効果も得られない可能性が出てくるばかりか、ともすれば…ケガのような間違いが起きてしまう危険性さえあるからです。
概要》プロトレーナー考案、短時間のプライオメトリックトレーニング
そんなときに役立つのが超高速の、一点集中のセッションです。ベン・フェイデン(CFSC)コーチ考案の、速くて過酷な「5分間のビートダウン トレーニング(自重トレーニング)」をお試しください。かなりキツイですが、効くはずです。
まず手頃なウォーミングアップで身体を適度に温めてから、「スクワット」、「ジャンプ」、「プレスアップ」の3種類のエクササイズに突入します。
そして仕上げは、「地獄の第7サークル」と呼ばれるフィニッシャーです。さらなるジャンプを取り入れた2分間ノンストップのスプリントで、体幹を鍛え抜きましょう!
取り入れられている「プライオメトリックジャンプ」のバリエーションですが、トレーニングを次のレベルにまで引き上げる、まさにそのためのメニューと言えるでしょう。
集中力を高める効果も期待できます。「難易度を高めるには、賢くならなければいけません」とファイデンコーチは言います。「短時間の『プライオメトリックトレーニング*1』ですが、脳の活性化にも大いに役立つはずです」。
*1:プライオメトリックトレーニング(plyometric training)とは、筋肉を素早く伸ばした(遠心性収縮)直後に伸長反射により筋肉を収縮させる(求心性収縮)ことで、瞬発力を高め、筋肉の強度を向上させることを目的としたトレーニング方法