モテるワイン・マナーその6
ボトルは決して女性に持たせない
さあ、いよいよワインを飲みましょう。グラスを持ち、まずはすっと香りをかぎます。それからグラス下部に軽く手を添えて、反時計周りにグラスを回します。左周りに回すのは、もしワインがこぼれても相手にかからないようにするための配慮から。グラスを回す(スワリング)ことで、ワインが空気と触れ合い、香りが一層豊かに感じられます。スパークリングワインは、炭酸が飛んでしまうので回し過ぎず、その泡の大きさや持続性も見てみましょう。
そして口に含みます。すぐに飲み込まず、口内の空気を含むように、喉から鼻に抜けるアロマを楽しみます。ごくりと飲んだ後は、余韻も感じてみてください。
相手のグラスのワインが減ってきたなと思ったら、男性から率先してワインを継ぎ足し、ボトルは決して女性には持たせないようにしましょう。料理の取り分けも、海外では男性が行うのがマナーです。
最後に、私の好きな格言を紹介します。
Dans le vin, la vérité (真実はワインの中にある)
ワインは時間や空間、そして私たちのハートに魔法をかけます。グラスを傾ければ、いつもかぶっているお面が外れて、ホンネが口からぽろりとこぼれ落ちます。ありのままの素顔になって人生や夢、恋愛について語り合う時間はとても楽しいし、貴重なもの。そして大事なのは、誰とそうした時間を共にするか。秋の夜長に大切な人とワインを飲んでみてはいかがでしょうか。