新生モーターショーの開幕が
いよいよ10月に迫る
日本自動車工業会(自工会)は9月21日にオンライン記者会見を行い、豊田章男会長が会見に臨んだ。
1カ月後に迫った「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」開催について章男会長は、「コロナ危機を乗り越え『東京モーターショー改革』をさらに一歩、前に進めるという決意を込めて、本年から『ジャパンモビリティショー』に進化させる。『クルマからモビリティへ』『東京からジャパンへ』、『日本発』の未来を世界に発信したい。そんな思いを『ジャパン』という言葉に込めた。自工会としても全力でショーを盛り上げる」と、強い決意を示した。
10月26日に開幕し11月5日まで東京ビッグサイトで開催されるこのイベントは、これまでの「東京モーターショー」から衣替えし、自動車業界の枠を超えた日本産業全体でモビリティを創造する祭典として生まれ変わる。
なぜ、これまで68年間にわたって親しまれてきた「東京モーターショー」を「ジャパンモビリティショー」に変えたのか。
そこには、モーターショー自体が衰退していく危機感に加えて、100年に一度の大変革期を迎えている自動車産業が新しく「モビリティ産業」へ脱却する決意を表そうという自工会トップの章男会長の強い思いが反映されたという背景がある。