“You must be hungry.”どう訳す?

例えば、「must」という助動詞は中学生で習う言葉ですね。この言葉の日本語訳は、「しなければならない」と教わる場合が多いです。これをそのまま丸暗記してしまうと、mustを見るたびに「しなければならない!」と訳してしまうようになります。

では、“You must be hungry.”と言われたら、どんな風に訳しますか?

実は学校で教えていると、多くの中高生がストレートに「あなたはお腹が空かなければならない」なんて訳してしまいます。たしかにmustは「しなければならない」ですが、これでは意味がよくわかりませんよね。

自分なりの言葉で言い換える

ちょっと言い換えて考えてみると、「しなければならない」って「そうであるのが当然だ」というニュアンスですよね。ですから先ほどの例文の和訳は「あなたはお腹が空いているに違いない」となるのが自然です。ただ「must=しなければならない」とコピーアンドペースト的に覚えていると、この訳はできないのです。

情報を実践的に使えるようになるためには、自分の頭の中を経由する必要があり、そのためには「自分なりの言葉で言い換える」というのが一番効果的なのです。

別に、難しい言葉で言い換える必要はありません。何かの数値が上がっていたら「増」とか「⬆︎」のように記号や漢字1文字で表現しても大丈夫です。とにかくそのままコピーしないように、自分なりに意味を解釈して、言い換える訓練をしましょう

そういうノートを作れれば、みなさんは必ず頭がよくなっていくと思います。ぜひ試してみてください!