「体の形」は
自分の好みに変えられる
「ボディメイク」という言葉がよく使われますが、その要素を分解してみると、「余計な部位の脂肪をなくす」「希望の部位に筋肉をつける」の2つのステップがあることがわかります。
ここで、残念ながら「部分やせ」はできません。逆に脂肪がつきやすい場所はあって、それがお腹です。内臓脂肪や皮下脂肪がつきやすく、太るとすぐにお腹が出てくるのは、みなさんが知っているとおりです。消費カロリーが摂取カロリーよりも多い状態が続けば、基本的には全身の脂肪が均等に落ちていき、最後に残ったお腹が引っ込む、という順番になります。
その先も運動をして、食事に気を配ると、お腹の脂肪が落ちきって、いわゆる「シックスパック」、つまり皮膚の下に腹筋が見えてきます。このとき、ボディラインはどうしても細くなるので、胸や背中、お尻、腕など、つけたい部位の筋トレをして、理想の体の形に近づけていくことになります。
言い換えれば、ダイエットについてはカロリーの収支で説明できるものの、体のデザインは単純なカロリーの足し算・引き算とそれによる体重の増減だけで決まらないのです。
もう一点、押さえておきたいのが、「余計な部位の脂肪をなくす」「希望の部位に筋肉をつける」ことは両立しないということです。