NGリストの存在を認めるものの
「弊社の関係者は関与しておりません」

　ジャニーズ事務所の公式サイトでは「弊社記者会見に関する一部報道について」（https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-723/）が更新され、会見を運営したコンサルティング会社が事前に持ってきたメディアリストに「NG」と書かれたものがあり、「絶対当てないとダメですよ」と言ったのが、井ノ原氏だったことなどがつづられている。

他にも、下記のような文言が記載されていた。

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「今回流出したと言われている資料は、弊社の関係者は誰も作成に関与しておりませんし、指名をしない記者を決める等も全く行なっておりません」

「会見を委託したコンサルティング会社に、このことをきちんと伝え、謝罪してほしいとお願いしましたが、外資なので本国の許可が必要で調整に時間がかかると言われてしまいました。 

弊社は誰か特定の人を当てないで欲しいなどと言うような失礼なお願いは、決してしておりません。」
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　ここまでがNHKのスクープ翌日、10月5日昼頃までの経緯である。

「氏名NG」は「指名NG」じゃない？
ネット上でNHKが糾弾される

　さて、NHKの報道からすぐにX（旧ツイッター）上で拡散されたのが、「氏名NG記者」という文字が映った画像である。

　これはNHKが報道した映像で、会見運営スタッフが抱えた資料の中にあったもの。おそらくは誤字か、あえて隠語的に「氏名」としたかのどちらかである。

　NHKはこれを〈「指名」がNGの記者〉として報道したが、「氏名NG記者」の文字を理由に、NHKが誤報を飛ばしたと投稿するネットユーザーもいる。下記がその一部だ。

＜ＮＨＫさん『指名のＮＧリスト』ってドヤって報道したけど、そのリスト『氏名ＮＧ記者』ってタイトルなんですけど大丈夫？＞

＜【NHKフェイク疑惑】ちょっと、待って。「氏名NG記者」と書いてあるよ。もしも「指名NG記者」に変えて報道しているとしたらNHKは廃業では？＞

　そういう人たちの言い分を見てみると、「記者会見で“氏名”を出すことがNGな記者のリストなのに、NHKが勝手に“指名”と勘違いして報道したから誤報だ」ということのようである。