パレスチナ自治区ガザの病院敷地内で17日起きた爆発を巡り、複数の米当局者は、パレスチナの過激派「イスラム聖戦(PIJ)」が引き起こしたことを示す「信頼性の高い」情報を収集したことを明らかにした。イスラエルには爆発の責任はないとする同国の主張を裏付けることになる。国防当局者によると、米国は通信傍受などで収集した情報を基に判断を下した。ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のエードリアン・ワトソン報道官は「上空からの画像、通信傍受、公開情報の分析に基づく現時点の評価では、ガザの病院での爆発はイスラエルの責任ではない」と述べた。また、米国はこの件についての情報収集を継続するとした。ジョー・バイデン大統領はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談し、病院の爆発について「あなた方ではなく、相手方のしたことのようだ」と話した。