米電気自動車(EV)大手テスラが18日発表した7-9月期(第3四半期)決算は44%の減益となった。広範囲にわたる大幅な値下げが利益を圧迫した。販売台数の増加が寄与し、売上高は前年同期比9%増の234億ドルとなった。純利益は19億ドルで、アナリスト予想に届かなかった。売上高の伸びも市場予想を下回った。電動ピックアップ「サイバートラック」については、11月に納車を開始するとの見通しを示した。テスラによると、値下げに加え、導入延期が長引くサイバートラック関連など一部プロジェクトに絡む営業費用の増加が業績の重荷となった。業界屈指の高さだった営業利益率は7-9月期に前年同期の17.2%から7.6%に低下し、伝統的な自動車メーカーと同様の水準になった。