パレスチナ自治区ガザ地区の病院で17日夜に起きた爆発は、大半の中東諸国だけでなく世界中のイスラム教徒の社会で抗議行動の波を引き起こした。「イスラエルに死を」と訴える声も出ている。アルアハリ病院での爆発について、ハマスは発生後すぐにイスラエルの攻撃によるものだと主張し、現場で500人が死亡したと述べた。イスラエルと米国、そして独立系の安全保障問題専門家らは18日、パレスチナの武装勢力が爆発を引き起こしたことを示す予備的な証拠があるとして、ハマス側の主張に疑問を呈した。専門家によれば、爆発の規模とハマス側が主張する死者数との間にも矛盾が見られるという。ハマスの指揮下にあるガザの保健省は18日、この爆発で471人が死亡したと発表した。