食米を含めた日本の米総生産量700万トン弱のうち、「獺祭」は山田錦を1万トン使う。博志さんと息子で社長の一宏さんは全国の農家を巡る中、「米農家に夢を持ってもらいたい」と考え、5年前から「最高を超える山田錦プロジェクト」を開催。グランプリ米の賞金は60俵3000万円(市場価格の約25倍)で、条件を満たした山田錦は1俵5万円で購入。重視するのは、心白が小さく、玄米の中心に発現するという独自基準だ。今は日本産米で醸すが、今後は米アーカンソー州の農家、Isbell Farmsの基準を満たす優良な山田錦でも醸す。桜井さん父子は、新ブランドを「DASSAIBLUE」と命名。「青は藍より出でて藍より青し」からで、「日本の獺祭を超えてほしい」という思いを込めた。

新日本酒紀行「DASSAI BLUE」DASSAI BLUE Type 50
●Dassai Blue Sake Brewery・5 St.Andrews Rd, Hyde Park, NY 12538●代表銘柄:DASSAI BLUE Type 23、DASSAIBLUE Type 35、DASSAI BLUE Type 50●醸造:社員●米の品種:山田錦
新日本酒紀行「DASSAI BLUE」酒蔵外観 Photo by Dassai Blue Sake Brewery
新日本酒紀行「DASSAI BLUE」3代目の桜井博志さん(左)と4代目の一宏さん Photo by Dassai Blue Sake Brewery