【ニューハンプシャー州デリー】ドナルド・トランプ前米大統領は、判事や検察官を「悪党(チンピラ)」やサイコパスと呼んで攻撃し、万引犯の射殺を呼び掛け、米軍制服組トップの統合参謀本部議長を最近退いたマーク・ミリー大将を反逆罪で処刑することもできたと示唆し、昨年起きたナンシー・ペロシ下院議員(民主、カリフォルニア州)の夫への暴力事件に関する冗談を飛ばした。  その間ずっとトランプ氏は支持者の怒りをあおった。支持者は概して同氏が迫害を受けていると考えている。「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)はもう黙っていられない」。最近の資金集めのメールにはそう書かれていた。