米経済学者ハーバート・スタインの名を冠した「スタインの法則」は多くの投資家が知るところだ。いわく、「永久に続かないなら、それはいずれ終わる」それを踏まえて、26日に発表された米国内総生産(GDP)統計について考えてみたい。米商務省によると、実質GDP成長率は年率4.9%で、2021年10-12月期以来の大きさとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)は景気過熱を防ぐには2%未満で落ち着く必要があると考えているが、これも大幅に上回る。10-12月期のGDPが7-9月期と同等の強さを維持する可能性は低いとみられるが、だからといって確実に落ち込むというわけでもない。
米GDPの高成長、「再演」はあるか
7-9月期の好調を受け減速は近いとの見方が大勢も、米経済を見くびってはならない
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