米アップルが2日発表した7-9月期(第4四半期)決算は売上高が小幅減少した。同社はスマートフォン需要の縮小に加え、中国で新たな競争に直面している。7-9月期の売上高は前年同期から1%弱減少して895億ドルとなり、4四半期連続の減収に沈んだ。ファクトセットがまとめたアナリスト予想の893億ドルをわずかに上回った。純利益は10.8%増の229億5000万ドル。アナリスト予想は218億ドルだった。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の売上高は2.8%増の438億ドルとなり、アナリスト予想と一致した。スマホ需要全体が縮小する中、アップルは9月に「iPhone 15」シリーズを発表した。調査会社カウンターポイント・リサーチによると、7-9月期は米国全体でスマホ出荷台数が前年同期比19%減少し、iPhoneは11%減少した。