ジャニーズ、宝塚…記者の低レベル質問を反面教師に!出世につながる「いい質問7カ条」写真はイメージです Photo:Plan Shooting 2/Imazins/gettyimages

記者会見でわかる質問力

 近年では例えばジャニーズ事務所や宝塚歌劇団など、企業の不祥事が明るみに出ると、その釈明やおわびの記者会見が必ず生放送・配信されるようになった。そこで、記者と言われている人たちがどのような質問をしているかを一般視聴者も目の当たりにする機会が増えた。もちろん中には、「なるほど」と思える良質の質問を投げる人もいるが、その出現確率は低い。「この人は本当にプロなのか?」と疑問を持たざるを得ない記者もいる。

 翻って、企業の中でのやりとりはどうか。記者会見ではないが、社内の業務もまた、プレゼンテーションがあって、その内容についての質疑応答が日々行われる。こちらの質疑応答はプロのビジネスパーソンとして十分なレベルに達しているだろうか。残念ながら、ここでもほとんどの場合、不毛なやりとりが行われている。

 記者会見での記者の振る舞いやレベルの低い質問に対して揶揄する人は多いが、果たしてビジネスパーソンとしての自分はどうなのか。そして何を意識すれば、「いい質問」ができるのか、記者はもちろん、記者ではないビジネスパーソンも自分事として落とし込んで考えてみてほしい。

「いい質問」をするには7つのポイントがある。