「10%ポイント還元」と「現金1割引き」という2種類の選択肢がある場合も多い。どちらのほうが割引率が高いのだろうか(写真はイメージです) Photo:PIXTA
仕事はもちろん、スポーツを楽しんだり、旅行に行ったりするときでも「数字」に出くわさない日はないですよね。たとえば、新たな仕事に必要な「のべ人数」をはじき出したり、回転寿司をおごるときの勘定を人知れず目算するとか、高速道路のサービスエリアに着くまでの時間をサッと計算したり…、これらの答えを一瞬で出したいけれど、意外とむずかしい…。そこで今回は『数字に強い人のすごい考え方』(青春出版社刊)から“数字に強い人”が知っている算数的発想について抜粋して紹介します。
仕事に必要な人数は、「のべ人数」で考える
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせた入園者がついに通算8億人を突破した、というニュースが2022年に流れたことがある。単純に計算すると、赤ちゃんからお年寄りまで日本人全員が6~7回訪れたということになる。さすがは、世界で最も成功しているテーマパークといわれるゆえんである。
ところで、この「8億人」という数字は、もちろん「のべ人数」を意味している。テーマパークや何日間かにわたって開催されるイベントなどの入場者数は、リピーターの数を含めた「のべ」の数字でカウントされるのがふつうだ。
この、のべ人数というのはカウントするのは簡単だが、割り出すのにはちょっとしたテクニックがいる。
たとえば、仕事を1日で終えるためには何人のスタッフを投入すればいいのかというケースで考えてみよう。
この仕事は最初3人で取りかかって、8日間で全体の3分の2を終えたとする。
ところが、残りの仕事を1日で終えなければならなくなった。あと何人スタッフを補充すればいいだろうか。
まず3分の2を終えるためには、「3人×8日」で「のべ24人」のスタッフが必要だったことになる。ここから、その半分にあたる3分の1の仕事には「のべ12人」がかかわっていたと見なすことができるわけだ。
そして、残っている仕事はあと3分の1。しかも、それを1日で終えるのだから必要なスタッフは12人となる。
ただし、12人を補充すればいいと考えるのは早計だ。ここには最初から仕事に携わっていた人も含まれているため、「12人|最初からの3人」という計算を忘れてはいけない。つまり、実際に補充しなければならないスタッフは「9人」になる。
“数字嫌い”でも、これなら二桁のかけ算がラクラク
子供のころにそろばん教室に通っていたことのある人は、暗算をするときでも頭の中で“エアそろばん”を弾くクセがついているという。
全国珠算教育連盟が主催している「暗算検定試験」の最高位は10段だが、その検定問題には5桁の数のかけ算や割り算が登場するというから、まるで異次元の話に思えてくる。
さすがにそこまでむずかしい計算は無理だとしても、10から19 までのかけ算ならだれでも暗算できるテクニックがある。
もちろん、どちらかの数字が「10」ならば、もう片方の数字に0をつけるだけでOKだが、頭を悩ませるのは「12×18」とか「14×17」といった中途半端な数字の計算だ。
これらの場合、まず左側の数字をA、右側の数字をBと設定する。そうして、「(A+Bの一の位)×10+Aの一の位×Bの一の位」という数式に、具体的な数字を当てはめていけばいいのだ。
つまり、「12×18」なら「(12+8)×10+2×8」で答えは216になり、「14×17」なら「(14+7)×10+4×7」で238となる。
最初のうちは紙に書かないとややこしいかもしれないが、一度覚えてしまいさえすればスラスラと暗算でできる。
10から19までと数字が限定されてはいるが、面白いように答えが出せるようになるので、ほかの数字の組み合わせでもぜひ試してほしい。
回転寿司の会計金額をさりげなく予想できる目のつけどころ
後輩たちとやってきた回転寿司で、先輩ヅラをして「今日は俺がもつから!」と大きく出たまではいいが、内心は最後の勘定が心配で、ついつい自分は100円の皿ばかり……。
そんな思いをしながら食事をする羽目に陥らないためにも、あらかじめ支払い金額をざっくり予想する方法を覚えておくと損はない。
まずは、この店の最も高い皿と最も安い皿をチェックする。
これを仮に500円の大トロと100円のコハダだとしよう。そして、これらを足して2で割り、平均値を出すのだ。この場合は、300円になる。
次にメニュー表をざっと眺め、その中で最も多い価格帯を探してみると、250円のネタが一番多かったとしよう。つまり、これらのことから、この店の寿司の平均的な価格は250~300円だということがわかる。
計算しやすく間をとって1皿を約280円だとすれば、溜まっていく皿の枚数で途中経過がわかる。








